2016/05/07

exhibition report 渡部家住宅150周年











先週 松山の渡部家住宅で開催された展示

少々慌ただしかった準備も

銅版画家 井出創太郎氏の襖が入るにつれ

新たな空気が邸内にながれはじめる







幕末に改め庄屋として建てられたこの邸宅は

農家でありながら 武家の造りをほどこされた全国的にも珍しい邸宅

当時農家には許されなかった瓦葺きや どんでん返し 和紙の貼られた床の間 

随所に嗜好がみられる

瓦の上に申し訳程度にのる茅葺きは 一応農家であるという言い訳だそうで

邸宅は庄屋としてのパブリックな場所である表の間と

個人の住まいである奥の間により構成される二重構造になっている






最後の展示から7年ぶりに入った井出氏の作品

あれほど張り込みを手伝い 見慣れていたはずなのに 

新鮮な感情を呼びおこし今は住む人のない邸宅にいのちを宿す

わたしもこの佇まいの邪魔にならないようにお手伝い


















個人的に思い入れがあるのは産部屋 

表の間と奥の間の中間にあり

先代の当主まではここで生まれたという

この狭間の部屋にわがままながら芽をふかせてもらった

自分にとっても特別な場所である









再び呼んでいただいた渡部家当主と井出氏 

7年前とかわらずサポート頂いたまつやま文化財サポートの会のみなさん

その他スタッフの方々
 
訪れて頂いた多くのみなさんに感謝