2013/01/15

道具雑考











いつのまに という表現がしっくりくる年明け

制作しながら道具の整備


リトグラフのプレス機にはスキージという板状の部品がある

ここが版と紙の上を滑り 圧着してインクを刷りとる大事な場所

ひび割れながらもだましだまし使っていた木製のスキージ

とうとう昨年末に殉職







予備にあらかじめ樹脂製のものを購入していたが

刷りが堅すぎて好きになれず この牛革と木製スキージを愛用していた

しかしこの際と プレス機の調整もかねてスキージを一新

試しに樹脂製スキージに牛革を貼り直す

多少でも革のクッション効果を期待してのこと








結果 自分の使用する土佐和紙との相性もいいようで

今後こちらをメインに使用することにした



もう木製のスキージも販売が無いので自作するしかない

インクや描画材 

ただでさえマニアックな道具がマーケットの縮小とともに

どんどん減っていく昨今

仕事を続けていくためには道具との関わり方も考えねば