2013/03/10

武蔵野紀行


 
 
 


  

暖かい陽気とともに

今日はお手伝いをしている大学に

展示を見に小平へ

風にまきあげられかすむ景色は 

武蔵野台地の畑と雑木林

それらを抜けると ”お世話になっている” 学生の方の卒業制作展







学生といっても自分の親ほど歳のはなれた方で

立派な体躯と 白い貫禄のある髭

定年後 もう一度やりたいことをと

美術大学の通信学科で版画を学ぶ


そんな人生の先輩に”先生”と呼ばれる気恥ずかしさは

なんとも形容し難い 座りの悪さがあるのだが

居酒屋で白髭の紳士が 明らかに若造の自分を ”先生” とよび

それを横目にいぶかしげな顔でビールを持ってくる店員

その風景はすこし愉快だったりはする


あちこちの版画工房に通っては大作を制作し

自分より歳の若いものに教えを請う

その熱意には頭が下がり また励まされる

お礼とお祝いを申し上げます