2011/04/04
祝の島
今しがた見た映画の話
舞台は祝島(いわいしま)
瀬戸内海は山口県に浮かぶ静かな島
この島の対岸に原発の建設が計画されてから
28年間反対をつづけてきた島の人々
そのドキュメント
今まさにこの原発の事で心を痛めている人がいる中で
書くべきか少し迷ったけれど
やはりそうすべきだと信じて書く
機会のある方にはどんな立場の人であろうと
見ていただきたいと思ったから
身の丈にあった生活とは何か
わずかばかりの便利さとともに
生活の中で見失っているものは
あまりにも多いように思う
郷里をでて10数年
自分が都市生活の中で抱えてきたジレンマだからそう思うのか
都市で生活する事自体責める気はもちろん無い
ただ、何かが見づらくなっているのは確か
心を躍らせる生き物や
植物の息づかいをいつも身近に感じていたい
自分の暮らしに最も確かにつながっているものは何だろう
少なくともそれらを犠牲にして電気が一番に来る事は無いように思う
『いのちをかけてやったことがあるか、なにか!』
軽率には発せられないこの言葉を今は噛み締めたい
海や田んぼから生活の糧を受け取っている人の言葉
私は土を耕す男の息子だ
「祝の島」(ほうりのしま)
http://www.hourinoshima.com/%E4%BA%88%E5%91%8A%E7%B7%A8/