先週末は森木ペーパーの森木社長に伴われ
埼玉県は小川町へ
早朝からの出発
普段電車に乗りたがらない自分にも
景色が変わるににつれ八高線のディーゼル音が心地よく響く
此処は1000年以上続く 和紙の産地
今回は
版画工房カワラボ!の研究生 ムサビの学生の紙漉体験を引率
お世話になったのは
『久保昌太郎和紙工房』の5代目久保孝正氏
1日を通して原料から紙ができあがるまでを体験させて頂く
紙を漉くという作業の技術の重要さはもちろんのこと
生命の宿る木という存在から紙になるまで
材料となる楮(こうぞ)の樹皮がいかに変遷してゆくか
煮て さらし ちりを取り 叩いて 干して
やっと原料ができあがる
1日に凝縮したとは言え この行程を体験できただけでも
若い作家にとってなによりの肥やし
紙には神が宿る と我が恩師の言葉を思いうかべる
紙を大事に扱え ということなんだけど
実感できたのではないかな
できあがった紙と充実した表情
日暮れ迄のおつきあい 久保さん深謝