先週から町田市にある
『版画工房カワラボ!』での制作がはじまった
プリンターの河原正弘さんと平川幸栄さんの手により
2010年 旧精米工場を改装し版画工房として産声をあげたこの場所は
版画の企画 受注制作を行う刷り工房としての顔と
作家が各自の版画制作を行うワークショップ現場としての顔を併せ持つ
普段は自分のアトリエで自分の手でリトグラフを制作する私だが
今回は前々から縁のあったお二人に 刷りの部分をお願いすることに
プロの刷師による技術と 個人ではやすやすと持てない大型の校正機
そしてアイディア それらがどう融合していくのか
自分の描いた版を 自分以外の人の手で製版される
初めて見る光景が新鮮
また 慣れない機材と普段は他人に見せない所を見せる緊張感もある
我が家のプレス機は版の上に直接紙がのる いわゆるオンセット
カワラボさんで今回使用してもらうのは
版と紙が別々の場所に置くオフセットプレスなので
描いた版と刷り上がったイメージは反転しない
さっそくいつものくせで版を反転して作ってしまった自分に苦笑い
さては緊張したか
とにかくよい化学反応が起こることに期待