6年前、展覧会でたまたまお会いしたコレクターのO氏
以来毎年かならず作品を購入してくださる
東京での個展が無い年も作品を見せて欲しいとの連絡に
見せにいったり 見にきてもらったり
私が制作を続けていられる大きな理由の一つ
自分勝手にモノを作り続ける
自身でもその価値には半信半疑ながら
ただそれをつくるのが好きだというだけで作る
それを求めてくれる人がいるというのは
なんだか申し訳ないと思いながら
それでもやっぱり嬉しくて
私の何よりの支えだった
O氏邸を訪れた時
壁一面に飾られた自分の作品に照れながら
やはり嬉しかった
先日そのO氏の奥様より電話
O氏の訃報
闘病中に会っていたので分かってはいたけれども
頭が真っ白に
もう感想を聞けないのかと思うと寂しいけれど
やっぱり作り続けていきたい
来週はこの秋に発表する
新作を見せにいこうと思う
感謝をこめて